高度な変形性股関節症に対するALSTHA
60代男性のALS-THA(前側方進入-人工股関節全置換術)を行いました。
15年前に骨頭壊死症という難病になり、痛みに耐えながら仕事を続けられていました。
X線検査では、高度な変形となっており、骨頭が変形した骨盤の骨に包まれています。
当然股関節はほとんど動きません。
ALSTHAは、どんなに高度な変形でも10cm程度の皮膚切開で筋肉の狭い間から入っていきます。
皮膚切開を広げて、筋肉を一部切り離すことにより広い視野が得られる通常の後方進入と大きく違います。
これほどの高度変形の股関節の場合、ALSで関節に到達しても、「ここはどこ?」状態から始まります。
約15年と年期の入った壮年男性の堅く変形した骨と格闘すること2時間半。
余計な骨を除去し、綺麗に設置することができました。
後方進入とくらべて手間はかかりますが、極めて脱臼しにくい安心感はかけがえのないものです。