熊本医療センター 手術研修
1/17は国立病院機構 熊本医療センターに行ってきました。
人工関節手術を多くしていると、人工関節メーカーさんより手術見学の招待を受けることがあります。
今回は、当院で行っているALSTHA(前側方進入人工股関節全置換術)を多くされている、
福元哲也先生の手術を見学させていただきました。
THAは通常医師2~3人で行う手術ですが、私同様、福元先生もほぼ一人でされています。
股関節解剖を熟知されており、わずかな肢位の変化でどこの筋肉の緊張がゆるみ、
レトラクター(組織をよける道具)をどうかけるか等、解説を受けました。
当院ではレトラクターを専用器具で強固に固定しますが、福元先生は写真のように
シーツにつけた鉗子(はさむ道具)に輪ゴムとS字フックをつけてレトラクターを
柔らかく引いています。
簡単にまねできるテクニックではありませんが、大変勉強になりました。
自院に引きこもらず、今後も外に勉強にいきます。